2.連絡が取れなくなった

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入金が無いと分かって数日経ってから私はＩ社にメールおよび電話で連絡を試みました。留守伝に支払いについて・・・と若干遠まわしに入れるなどして、支払いが正常に行われていないことも伝えてみました。

しかし返答は全くありません。しかしこの時になっても私は「あんまりせっついても、もし本業が忙しかったら悪かろう・・・。どうせ分割で支払ってもらうんだし１回遅れたくらいではせいぜい数万だけだ。」というようなのほほんとした気持ちでいました。

しかし、1日、数日、1週間・・・と経過し、何度連絡をしても連絡が取れないことから徐々に焦りが募ってきました。
「逃げていたらどうしようか・・・」徐々にこのような心配が頭をよぎるようになりました。

もともと留守がちなお客さん

このようにのほほんとしていたのは、もともとＩ社が比較的留守がちだったことが影響していました。リフォーム会社であるため、朝早くから現場に出て、帰りは直帰してしまったり、夜遅くになったりという感じで、ホームページを制作している段階でもやや連絡は取りづらい方でした。

しかし、ここまで連絡が取れないというのも何かおかしい・・・
徐々に私の気持ちに疑念が入り込んできていました。

Ｉ社の連絡先は、会社の代表電話、代表メール以外に、担当者の携帯電話や社長の携帯電話までも知っていました。そこで携帯に連絡をして留守電話を何度か残してみました。

携帯なら着信履歴も残るし、留守番電話を聞かない人は居ません。「これならきっと折り返し電話がくる」と思い私は期待していました。しかし、それは空振りに終わりました。1週間経っても、2週間経っても折り返しの連絡はありません。

間違いなく履歴にも残っており留守電も残しているんだから、こちらから連絡をとろうとしていることや折り返し連絡が欲しいと思っていることは知っているハズです。もちろん正常に支払いが行われていないことも気付いているはずです。それでも、社長からも担当者からも折り返しの連絡が全くありません。

「明らかに無視している・・・」

携帯に連絡をしたことで、私の疑念が確信に変わった瞬間でした。