半金を前払いでもらえ

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半金でも、３分の１でも、とにかく着手金をもらうことは優位に案件を進める上で非常に重要です。最初は私もこのルールを導入するには勇気が要りましたが、契約書に書き込んで会社としてのルール化してしまえば意外にもすんなり承諾してもらえます。

なぜ事前にお金をもらうことがそんなに重要なのか

半金でなければ３分の１でも、とにかく着手金をもらうことです。というのは、着手金は言い方は悪いですが人質のような効果を発揮する為です。そのメリットは大きく以下３つあります。

「作るのをやっぱり止めた」と簡単に言われない。
→もし着手金をもらっておけば、お客さんにとっては支払った着手金が無駄になる為（返してもらえない可能性が高いことが容易に想像できる為）簡単には止めるとは言えない。
納期を無限に伸ばされることが無い。
→着手金をもらっておかなければ、お客さんにとっては製作途中は出費がゼロであるために、いつまでもズルズルと納期が延びがちです。そうなると売上が経ちません。着手金をもらっていれば、お客さんの気持ちが「早く完成させないといけない」という気持ちに傾く為、比較的スムーズに納品まで運びます。
お客さんがムチャを言いづらくなる。
→もし着手金をもらっておけば、途中で無茶苦茶な要望をお客さん出しづらくなります。というのは、無茶苦茶を言ったとして、その要望に応えなければ契約が破談になる可能性が生まれます。そうなると、着手金が戻ってこないことが考えられるため、自ずとムチャは慎むようになるのです。

もし製作途中で仕様変更があり、全体の受注金額が変わったとします。そのような場合には、納品後に全体の金額を算出し、そこから着手金としてもらっている金額を差し引いて請求してください。

半金といっても完全に受注額の半額でなくても良いわけです。そこにこだわる必要はありません。
５万でも、１万円でも良いのでぜひ着手金をもらうようにチャレンジしてみてください。