相手の銀行口座を聞いておけ

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取引を進める中で、チャンスがあれば取引相手の銀行口座を聞いておくことをお勧めします。


銀行口座を知っていれば強制執行の際に有利に

なぜ相手の銀行口座を知ると有効なのかというと、強制執行を行う際に相手の口座を差し押さえることができるためです。

強制執行とは、裁判などで判決が出て勝訴した(相手に対して支払命令が出た)にもかかわらず、相手が支払わない場合に、強制的に財産を差し押さえる行為のことです。

この強制執行によって差し押さえることが出来る財産はいくつかありますが、そのうちのひとつに銀行口座があります。相手の銀行口座の銀行名、支店名さえ分かれば差し押さえを実行することが出来ます。(ただし、銀行口座があったとしてもその口座に残金が無いと意味はありませんが。また、債務者が銀行に借金をしていると銀行側が先にその借金分の金額を相殺されてしまうという可能性もあります。)

もし銀行口座が分からなければ、相手先の近隣の金融機関の支店にかたっぱしから照会をかけるという手もありますがあまり現実的ではないでしょう。

相手の銀行口座をどうやって聞く?

取引相手の銀行口座は、こちらが払う場合には簡単に知ることができますよね。銀行振込で支払うから振込先口座を教えてくれと言えば終わりです。

でも、逆に支払ってもらう立場でどうやってこの銀行口座を聞くか、これは少し難しいものがあります。

1つの方法として、契約書の中に「予定振込元口座」などという項目をつくり、そこに相手先の口座情報を書かせてしまうという手が考えられます。もし聞かれたとしたら、「弊社口座に振込みがあった際、それがどのお客様からの振込みか確認させていただくための情報として使わせていただきます」などと説明をします。

他の方法としては、相手からも物を銀行振込で買う。ただしこれは出費が必要であるのと、事前にどのお客さんが債務不履行になるのかが分からないため手当たり次第に買うことは現実的ではありませんね。

後はもうぶっちゃけて言ってしまうこと。営業マンの軽いノリとして、「いや〜会社から相手の銀行口座を知らないと契約しちゃダメっていわれてるんスよ。お願いします!」といった感じで聞いてしまう方法。

個人情報や会社の情報漏えいなどに対して非常に厳しい昨今、第三者に聞くことも難しいでしょうし、費用を支払って探偵に頼むのも小額の売掛金回収などでは割りにあわないはずです。上記の方法意外にもうまく聞き出す方法はあると思います。出来るだけ事前に相手の銀行口座を判明させてから取引に望みましょう。

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